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理事長 ごあいさつ



 
 横田理事長 プロフィール

 昭和17年1月11日大阪市生まれ、府立大手前高等学校、東京大学法学部卒業、   
 昭和39年4月通商産業省入省、産業政策担当審議官、日本銀行政策委員等で退官、 
 スズキ株式会社、中小企業金融公庫等の役員を経て現在日本自動車査定協会理事長 

 鹿児島奨学会、ふくしま再生の会他の団体役員。平成24年春、瑞宝中綬章受章。
  
 趣味は囲碁、和算、ゴルフなど。

 去る6月の徳之島「夢」振興会議総会で二代目の理事長を命ぜられました。
 私は12年前の「夢振」創立
時のメンバーではなく、また大阪で生まれた島二世です
 ので、色々不安はありますが、会員を始め皆様方の
ご協力を得て頑張りたいと存じます
 ので、どうぞよろしくお願い致します。

 設立時から長きにわたり理事長
を務められた徳田昌則先生は、大きな「夢 」を持って「夢」振の憲章を定められ、有言実行の
 リーダーシッ
プで数々の成果を積み重ねてこられました。東北大学が所在する仙台から東京へ、徳之島へと時間と費用を惜しまず
 努力を続けてこられたことに、心から感 謝申し上げるとともに、先生の島への熱い想いとアイディ
ア溢れる数々の「夢」の一端
 でも受け継ぎ、開花させられればと念じています。

  少し自己紹介をお許し下さい。私の父母は徳之島伊仙の生まれで、父は苦学の末、近畿郵政局に入り、最後は特定郵便局長を務め
 ました。母(継 母)は面縄小学校の教師をしていましたが、戦後間もなく密航船で
来阪し父と結婚したのです。
 祖父母も同居でしたので、島の親戚・縁者の来訪が 頻繁で、島唄や島口は子供
の頃から慣らされました。
 徳之島への初訪問は 大学3年の昭和
37年、泉芳朗詩集を叔父から貰い犬田布中学で開催された学生大会に飛び入りしたりしました。

  奄美との縁は旧通産省勤務中、昭和60年前後の3年間鹿児島県に出向し、企画部長として奄美振興を担当したことでさらに
 深まりました。当時 企画部では現総務事務次官の大石さんが筆頭課長として八面六臂の
活躍、奄美に縁のある優秀な職員も多く、
 大変助けられました(前大島支庁長で 伊仙副町長の伊喜さんは地
域振興の担当官でした)。
 奄美群島の市町村長達との交流は当然として、企業経営者では城山観光ホテルの
保直次社長、大島運輸の有村治峯翁のお二人に
 格別のお世話になり今も感謝の気持ちで一杯です。

  「夢」振興会議では過去10年間理事や副理事長を拝命しましたが、私自身が責任者になって進めたことと言えば、一昨年の
 「徳之島観光・物産企画推進会」の座長として報告書を取り纏めた程度です。「夢振」が12年前に設立された時、最大の目標は
 首都圏に「徳之島物産館」を常設しようということだったと聞きます。
このような施設は奄美群島全体としても「夢」でありますが、
 数多くの県が予算・人員を投入して東京で運
営しているアンテナ ショップの状況を見ても、並大抵のことでは実現できないという
 のが率直 な感想です。徳之島三町のお考えなどもよく聞きながら、初心忘れずの姿 勢でチャンスを狙うことでしょうか。

  花百万本を植えて島をフラワーアイランドにしようと始まった植樹運動は、村岡さん、雪山さんという献身的な指導者と寄付金
 提供者のお陰で、地元でのフラワーサミット開催を含め、相当の成果を挙げてきまし
た。
 「 花の徳之島」という名曲が生まれ、みんなに歌われるようになったのも嬉しい限りです。他方、新入生
全員による学校での記念
 植樹については、もう植える場所が無いという声も出ているほか、花を植えた後の
維持管理など地道な努力が必須になっています。
 花の新委員長になられた岡村さんの主導で、地元と一緒に
考えながらの検討が進んでいますので、新しい取り組みをみんなで応援
 して行きましょう。

  徳之島の観光・物産の振興については、一昨年10月に伊仙町宝来館で地元の皆さんが多数参加した「夢」振主催のシンポジュ
 ウムが開催されました。物産販売への支援は様々ですが、東京の代々木公園で真冬の2月に連続開催された徳之島物産展は、関東
 徳洲会青年部の頑張りによって定着に向かいつつあります。

 
員の中には島に会社を設立して名産品の開発に挑戦している方もいますし、関西の徳之島出身者による積極的な取組みも参考になる
 でしょう。私自身は取り敢えず、物産委員長の宮原さんが運営しているネット販売
(たんかん、マンゴー、黒糖焼酎など)に
 もっと協力しなければと反省しています。

  今後の「夢振」の活動に関して特に留意しておくべきこととして、
 ①この5月に策定された奄美群島振興
開発計画(平成26年度~平成30年度 )と、②奄美・琉球の世界自然遺産登録に向けた
 活動があります。この二つは当然密接に結びついており、②は①の計画の中でも奄美全体の将来に係わる大きな目標とされて
います。
(新しい奄振計画は鹿児島県のホーム ページなどにあります。徳之島の今後5年間の振興方策も
20ページにわたり記載されてい
 ますので、一度目を通して頂くと有益と思います。)

  今回の奄振計画で最も注目されることは、国による特別補助が、これまでの圧倒的なウェイトを占めていた公共事業に加え、
 市町村が自らの責任で展開するソフト面の事業にも拡大されたことです。このため新た
な補助金として奄美群島振興交付金が創設
 されました。この交付金を使って、群島住民永年の念願であった
航空運賃及び農産物移出船賃の大幅軽減が実現しました。
 徳之島の三町も、産業振興や環境保全などのため
にこの交付金を有効活用されることでしょう。また、世界自然遺産登録
 に向けた計画の中には、観光や環境
面を中心に、視野を海外に広げたビジョンも提示されています。こうした対策を進める主役は
 勿論徳之島の
行政や観光協会などの諸団体、島人ですが、「夢」振興会議としても、島の努力と協働しながら、どういう応援が
 できるか考える必要があるでしょう。

  六月の総会を受け、フレッシュな理事の方々を含め新しい理事会がスタートしました。以上に述べたようなことについて皆様の
 率直な意見を承りまた、担当理事を中心に地元での議論も進めながら具体的な活動
計画をまとめていきたいと思います。
 特に徳之島の「夢振」支部の皆様には、ご意見・ご提言をよろしくお
願いします。
 最後に、徳之島のために同じ想いと「夢」を持つ関西や中部地区の方々と、意見交換や経験交
流をする機会も重要だと考えますので、
 そういう場づくりも相談していきたいと考えます。 
 皆様のご助言、
ご支援をお願いする次第です。




夢 振 憲 章


 みんなが自分の「夢」を持っている
「夢」を持ち続けることは生きる証
ふくらんだ「夢」は明日への力となる
「夢」の実現には努力がいる
「夢」の輪を広げよう
みんなの「夢」は日本中の人の「夢」につながる
徳之島の「夢」を世界の「夢」の輪にしよう
 
 

 


            

            

 

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